ブリヂストン(5108)-2025年12月期2Q決算
🛞 2Q累計は売上収益2兆1,164億円(▲3%)・調整後営業利益2,346億円(+2%、率11.1%)。価格改定・ミックス改善・コストダウンで増益を確保し、欧州・米州の利益率が改善。通期見通しは据え置き(調整後営業利益5,050億円、率11.7%)で、配当は年間230円、自己株3,000億円と負債活用2,000億円の資本政策を着実に進捗。
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🛞 2Q累計は売上収益2兆1,164億円(▲3%)・調整後営業利益2,346億円(+2%、率11.1%)。価格改定・ミックス改善・コストダウンで増益を確保し、欧州・米州の利益率が改善。通期見通しは据え置き(調整後営業利益5,050億円、率11.7%)で、配当は年間230円、自己株3,000億円と負債活用2,000億円の資本政策を着実に進捗。
🚢 2Q累計は売上収益9,962億円(+1,120億円)と過去最高も、事業利益357億円(率3.6%)で減益。ES&Mと車両が増益、PS&Eと航空宇宙は関税・為替・固定費で圧迫。通期は売上収益2.34兆円へ上方も事業利益1,450億円は据え置き、配当150円維持(配当性向30.7%)。
🚜 3Q累計は売上2兆2,043億円(▲3.2%)、営業利益2,147億円(▲22%)、純利益1,420億円(▲28%)。国内は堅調だが北米機械の減販と追加関税が逆風。FCFは1,012億円(+827億円)へ大幅改善。通期は年央予想の達成見通しを維持(コスト改善で関税影響を吸収)、北米の減販懸念は緩和基調。
🚗 上期は売上5兆5,787億円(▲6.8%)・営業損失277億円(率▲0.5%)・最終損失2,219億円。販売は中国・日本が減速する一方、北米は堅調。関税・為替逆風と減損で厳しい着地。通期は売上11.7兆円・営業損失2,750億円に下方、関税影響を除くと損益分岐点近辺。流動性3.6兆円を確保し、コスト5,000億円削減(26年度)と商品投入で立て直しを図る。
🚗 上期は営業利益2.0兆円(▲4,585億円)・当期利益1.77兆円で減益も、販売5,643千台(+5%)・電動車比率46.9%と数量は堅調。米国関税の逆風を原価改善・バリューチェーンで吸収しつつ、通期は営業利益3.4兆円・当期利益2.93兆円へ上方修正。年間配当95円(+5円)を維持。
🚚 上期売上7,429億円(▲12.4%)・営業利益381億円(+58.0%、率5.1%)で減収増益。国内は小型トラック切替遅れ、海外はアジア中心に台数減も、諸経費減とTS収益で利益改善。通期は営業利益650億円(+250億円)、純利益400億円(+200億円)へ上方修正。為替は円高想定145円/US$でリスク管理を継続。
⚙️ 上期は売上3兆5,905億円(+3.3%)で増収、営業利益2,114億円(▲15.8%)と減益。北米・アジアの数量増と電動化/モビリティエレクトロニクスの拡販は進展するも、品質引当・関税・人件費が重荷。通期は売上7.24兆円へ上方、営業利益6,510億円へ下方修正。DOE3.5%維持で年間配当64円を予定。
🤖 上期売上4,076億円(+5%)・営業利益860億円(+14%、率21.1%)で増収増益。米州・中国のロボットが牽引、FAも中国で堅調。通期は売上8,188億円・営業利益1,759億円へ上方修正(OPM21.5%)。EMOでCNC新機種・高剛性ロボット・新型ロボドリルを披露し、欧州でも存在感を強化。
🚗 売上高2兆7,069億円(▲9.7%)・営業損失791億円(▲801億円)・営業利益率▲2.9%。FCF▲3,905億円も流動性3.1兆円・手元資金2.1兆円を確保。Re:Nissanの固定費/変動費5,000億円削減(26年度)に向け、工場再編・早期退職・調達/設計見直しを加速。通期台数計画は維持、2Qも赤字見通しだが下期でFCF黒字化を目指す。
🤖 AIサーバ向け需要が想定超で2Q売上2,629億円・営業利益1,084億円と高水準を維持。上期の好調と下期調整の緩和見込みから通期を売上9,500億円・営業利益3,740億円へ上方修正。MTP3(2024–26年度平均)目標も営業利益率33–36%などに引き上げ、1,500億円・最大1,800万株の自己株取得と最低年30円配当方針で株主還元を強化。SoC/メモリ両テスタでAI関連が牽引。
🚗 売上収益2兆1,164億円(▲3%)、調整後営業利益2,346億円(+2%)、利益率11.1%(+0.6pts)。米州・アジアで収益改善、欧州は再構築効果で利益急伸。原材料高を価格転嫁とコスト削減で吸収。通期は売上4兆3,300億円、調整後営業利益5,050億円計画を維持し、配当230円予定。自己株3,000億円取得進行中。
🚗 売上収益12兆2,533億円(+3.5%)で四半期過去最高を更新するも、営業利益1兆1,661億円(▲11%)・マージン9.5%へ減益。米国追加関税4,500億円が響き四輪赤字、北米赤字転落。台数2.83百万台(+7%)と原価改善で打ち返すも、通期営業利益3.2兆円へ▲6,000億円下方修正。
🚤 売上収益4,884億円(+10%)で四半期過去最高、事業利益205億円・マージン4.2%(+0.3pts)と増益。米国関税コスト180億円を織り込みつつ通期事業利益1,450億円計画を維持、進捗率14%と前年を上回るスタート。航空宇宙減益も車両・ES&Mが採算改善し、円安効果と価格転嫁でカバー。
⚡ 売上高1兆4,549億円(▲8%)・営業利益1,430億円(▲31%)と2桁減益。北米トラクタ市況縮小と追加関税が逆風となる一方、水・環境が増益で下支えし、通期計画は据え置き。北米在庫調整と建機・中型トラクタ拡販で下期巻き返しを狙う。総合評価はやや厳しい。
🚗 デンソーは売上収益1兆7,541億円と前年並みを確保しながら、営業利益1,072億円(▲11%)と米国追加関税による減益を吸収できず利益率6.1%へ低下。トヨタグループ向け好調と合理化効果が下支えし、通期売上計画を7.2兆円へ上方修正しつつ営業利益6,750億円を維持。政策株式縮減・自己株取得で資本効率改善を図る。
📊 アドバンテストは売上高2,638億円(+90%)・営業利益1,240億円(+296%)で四半期ベース過去最高を更新。AI関連SoCテスタと高性能DRAM向けメモリテスタが牽引し、営業利益率47.0%へ急伸。通期売上高見通しを8,350億円へ上方修正し、営業利益3,000億円、年間配当80円を計画する。
🚜 コマツは売上高9,095億円(▲5.2%)・営業利益1,404億円(▲10.6%)と減収減益。円高と物量減が響く一方、営業利益率15.4%を維持。建機価格改定とアフターサービスが下支えし、リテールファイナンス・産機は増益。通期見通し(営業利益4,780億円)は据え置き、米国追加関税コストは想定より縮小。
🤖 4〜6月期は売上収益1,964億円で前年同期比0.6%増、営業利益は424億円で+28.7%。中国向けロボット需要が回復し営業利益率21.6%を確保。通期は米国関税15%を織り込みつつ売上高8,070億円・営業利益1,595億円を計画し、ロボマシンの在庫調整一巡とFA新製品500i-A投入で増収増益を目指す。
📊 ブリヂストンは売上収益1兆581億円で微減収、調整後営業利益1,114億円(前年比▲7%)と減益ながら10%超の利益率を維持。自由CFは913億円へ拡大し、3,000億円の自己株取得枠と年間230円配当を据え置く。米国追加関税450億円影響を織り込みつつも通期計画を維持し、ROIC9.2%を目指す。
🏍️ 二輪は過去最高販売2,057万台で営業利益6,634億円・営業利益率18.3%を達成。一方、四輪は販売減・インセンティブ増と保証費用で営業利益2,438億円に急減し、連結営業利益は1兆2,134億円(▲12%)。2026年度は米国追加関税▲6,500億円を織り込み営業利益5,000億円、DOE3%導入で配当70円・自己株最大1.1兆円を継続。
🚗 日産自動車は売上高12.6兆円を維持したものの、営業利益は698億円・最終損失6,709億円と巨額減損で赤字に転落。2025年度は米国追加関税リスクで業績見通しを未定とし、コスト構造改革「Re:Nissan」で5,000億円削減を急ぐ。
🚀 川崎重工業は受注高2兆6,307億円・事業利益1,431億円で過去最高益を更新。ROIC8.0%を達成し、年間配当150円を実施へ。2025年度も円高前提ながら事業利益1,450億円を計画し、8%超の利益率シナリオに沿って成長継続を図る。
🚜 クボタは売上7,126億円(▲8%)・営業利益616億円(▲40%)で減益スタート。国内需要は堅調ながら北米・欧州で農建機が調整。フリーCFは▲275億円へ改善し財務健全性を保つ。環境インフラ事業の増収が下支え。
🏎️ 営業利益4.8兆円を確保し、電動化とバリューチェーン収益拡大で持続的成長基盤を強化。
🚜 コマツは売上高4兆1,044億円・営業利益6,571億円で過去最高を更新も、円高と米国関税の影響で2025年度は減益見通し。
📊 アドバンテストは売上高7,797億円・営業利益2,282億円と過去最高を更新。AI関連半導体テスタ需要が牽引し、営業利益率は29.3%へ上昇。
📊 デンソーは営業利益5,190億円(前年比+36.4%)と大幅増益。為替差益と合理化で収益性が改善し、2026年度も増益を計画。
📊 日野自動車は売上高1兆6,972億円(+11.9%)・営業利益575億円へ黒字転換。一方、認証関連損失などで当期純損失は▲2,178億円に拡大。
📊 トヨタの2025年度第3四半期の営業利益は3兆6,794億円で、高水準の利益を確保。販売台数は減少も、稼ぐ力の向上を反映した上方修正。