岩谷産業(8088)-2025年3月期決算
⛽ 売上8,830億円(+4.1%)で増収、営業利益462億円(▲8.7%)・経常614億円(▲1.3%)・純利益404億円(▲6.9%)。LPガス価格上昇と工業分野の堅調で増収、産業ガス・機械はヘリウム軟化で減益。2026年3月期は売上9,364億円(+6.0%)・営業利益491億円(+6.2%)・純利益488億円(+20.6%)を見込む。累進配当継続で年間47円、コスモHDとの水素・SAF連携を推進。
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⛽ 売上8,830億円(+4.1%)で増収、営業利益462億円(▲8.7%)・経常614億円(▲1.3%)・純利益404億円(▲6.9%)。LPガス価格上昇と工業分野の堅調で増収、産業ガス・機械はヘリウム軟化で減益。2026年3月期は売上9,364億円(+6.0%)・営業利益491億円(+6.2%)・純利益488億円(+20.6%)を見込む。累進配当継続で年間47円、コスモHDとの水素・SAF連携を推進。
🔧 上期は売上3,964億円(+18%)・営業利益700億円(+3%)。フォーカス事業(半導体材料・情報通信材料)が主力製品の増販で牽引し、一過性除き+155億円の増益。通期は営業利益1,250億円(+150億円上方)へ増額、配当予想は18円→21円に引き上げ。AIサーバ関連の半導体用/磁性材用ターゲットやチタン銅が強く、基礎材料も為替・銅価見直しで上方修正。
🧰 上期は連結事業利益2,275億円・ROS4.9%。実力ベース事業利益は3,457億円で、国内コスト低減と価格規律で底堅く推移する一方、U. S. Steelは市況悪化・一過性コストで当期寄与を見込まず。通期は売上収益10兆円、実力ベース事業利益6,800億円、連結事業利益4,500億円、当期利益2,000億円へ。年120円(分割前、分割後24円)配当を維持し、政策保有株売却・持分譲渡で戦略キャッシュを積み増し。
⚡ 売上高1,913億円(+12%)・営業利益296億円(+22%)で四半期過去最高ペースを継続。半導体・情報通信材料がAIサーバとスマホ回復を追い風に増益し、営業利益見通しを1,100億円へ150億円上方修正。配当も15円→18円へ増配。総合評価は良好。
🛠️ 日本製鉄は売上収益2兆80億円・連結事業利益920億円(ROS4.6%)で黒字を確保する一方、米U.S. Steel買収に伴う一過性損失▲2,600億円で当期純損失1,958億円を計上。国内構造改革が進み実力ベース事業利益は前年同期比+282億円。通期は実力ベース連結事業利益7,300億円(U.S. Steel込み)を見込み、株式5分割と配当120円を維持しつつ、中計最終年度の1億トン・1兆円ビジョンを堅持。
📊 JX金属はAI・半導体向け素材の需要増で営業利益1,125億円となり、ROE11.0%を維持。一方、2025年度は為替円高・銅価下落を織り込んで営業利益950億円に減益見通し。1株配当は18円→15円へ減配予定とし、慎重な株主還元姿勢。
📊 積水ハウスは売上高4兆585億円、前年比+30.6%。MDC社の連結化と既存事業の成長により、過去最高を更新。
📊 岩谷産業は売上高6,243億円で前年比+1.1%の増収、営業利益は271億円で前年比▲15.0%。純利益は過去最高益を更新。