PKSHA Technology(3993)-2025年9月期1Q決算分析
1. 概要
✨ 売上収益: 48.6億円(前年比 +25.9%)
💰 調整後EBITDA: 13.4億円(+27.0%); マージン 27.5%(+0.2pts)
🚀 事業利益: 10.4億円(+32.5%)
📈 親会社帰属四半期利益: 13.9億円(+156.0%)
💵 ARR: 70.1億円(+16.4%); NRR 101.4%(+0.2pts)
👥 顧客数: 3,223社(+554社)
💡 評価:
⚡ AI Solutionが売上+30.7%で高成長、生成AI大型案件が寄与。
🤖 AI SaaSはEBITDAマージン45%と高収益を維持しつつARRを拡大。
🌐 ハイブリッド型モデルによりSaaS顧客基盤へのSolutionクロスセルが加速。
2. 2025年9月期(FY2025)通期見通し
📊 売上収益: 200億円(+18.4%); 進捗率 24.3%
💰 調整後EBITDA: 48億円(+16.0%); 進捗率 27.9%
🏦 事業利益: 33.5億円(+6.4%); 進捗率 31.0%
🪙 当期利益: 26億円(+23.8%); 進捗率 53.7%(特別益含む)
💡 評価:
📞 コンタクトセンターAI統合ソリューションの拡販と社内領域への横展開が成長ドライバー。
🔄 SaaSとSolutionの循環でデータ強化しつつ先行投資を吸収、通期計画は達成ペース。
3. セグメント別動向(1Q実績)
(1) AI Research & Solution
🧩 売上: 29.4億円(+30.7%); 調整後EBITDA 7.3億円(+66.6%); マージン 24.8%(+5.4pts)
(2) AI SaaS
🤖 売上: 19.7億円(+17.8%); 調整後EBITDA 8.9億円(+0.1%); マージン 45.0%(▲8.0pts)
4. リスクと成長要因
🚨 リスク要因
🔄 生成AI競争激化による価格低下とモデル運用コスト増。
🧑💻 優秀人材採用・報酬負担の増大。
💱 円高による外部クラウド/API使用料の増加。
📈 成長要因
📞 コンタクトセンターAIの市場拡大と社内DX需要の横展開。
🛠️ AI Solution案件のストック化とSaaSのARR積上げによる複利成長。
🤝 カンパニー制導入によるクロスセル体制強化とM&Aによるラインナップ拡張。
5. 総合評価
📊 総合評価: 良好
✅ 売上・利益とも2桁成長で通期計画に対し順調な滑り出し、EBITDAマージン27%と高水準。
✅ 生成AIニーズを追い風にAI Solution高成長とSaaS ARR積上げが両立し、ハイブリッドモデルの優位性が顕在化。
🚨 競争激化と人件費上昇による収益圧迫リスクを注視。
→ PKSHA Technology(3993)は、SaaS顧客基盤を活かしたSolutionクロスセルで成長加速を図り、生成AI時代のAIプラットフォーム企業へ飛躍を目指す。
投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。