ライオン株式会社(4912)-2025年度1Q

1. 概要

売上高: 942億円(前年比 +1.4%)
💰 事業利益: 53億円(前年比 +32%)
📈 営業利益: 56億円(前年比 +15%)
🏦 親会社帰属四半期利益: 40億円(前年比 +14%)
📊 EBITDA: 97億円/マージン10.3%(+1.0pts)
🎁 配当: 年間30円(前年比 +3円、10期連続増配)

💡 評価:
高付加価値化・値上げとコスト効率化で利益率を改善
🌏 海外事業はマレーシア・中国が牽引し増収増益
🛍️ 一般用消費財は収益構造改革で大幅増益

2. 2025年度通期業績予想

📊 売上高: 4,200億円(前年比 +2%)
💰 事業利益: 300億円(前年比 +14%)
📈 営業利益: 350億円(前年比 +23%)
🚀 親会社帰属当期利益: 250億円(前年比 +18%)
📈 ROE: 8.3%(見通し)
💵 EBITDAマージン: 11.7%(+0.8pts)

💡 評価:
📈 収益力強化策により事業利益率7%台へ改善見込み
🚀 オーラルヘルスケアと海外成長で中期目標達成に前進
🚨 北東アジアの需要軟化を織り込みつつ増益計画を維持

3. 事業セグメント別の動向

(1) 一般用消費財

🧴 売上高: 554億円(前年比 -1%); 事業利益: 44億円(+34%)で利益率8.0%。ブランド譲渡影響も収益構造改革で増益。

(2) 産業用品

🏭 売上高: 142億円(前年比 +9%); 事業利益: 7億円(-16%)と利益率4.6%。

(3) 海外事業

🌐 売上高: 425億円(前年比 +2%); 事業利益: 18億円(+19%)。マレーシア好調で利益率4.2%。

(4) その他・調整額

ℹ️ 研究開発費やDX投資を増やしつつ販管費率を低減。

4. 2025年度のリスクと成長要因

🚨 リスク要因
📉 原材料価格の高騰と為替変動によるコスト増
🏭 北東アジア市場の競争激化と需要減速

📈 成長要因
🦷 オーラルヘルスケアの高付加価値品投入と市場拡大
🌱 マレーシア・タイを中心としたASEANでのシェア拡大
💡 SKU削減とDX活用による販管費効率化でEBITDA向上

5. 総合評価

📊 総合評価: 良好
増収増益・マージン改善により収益基盤が強化
海外拡大と高付加価値戦略で中期目標達成へ前進
🚨 原材料高と中国・韓国減速が残る課題も、効率化策で耐性

→ ライオン株式会社は、オーラルヘルスケアを軸に海外成長と収益性向上を両立しつつ、累進配当で株主還元を強化している。

投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。