🚅JR東海-2024年年度決算

1. 概要

売上収益: 1兆8,318億円(前年比 +7.1%)
💰 営業利益: 7,027億円(前年比 +15.7%)
📈 EBITDA: 9,107億円(前年比 +12.8%) ※営業利益+減価償却費2,080億円
📊 営業利益率: 38.4%(前年比 +2.7pts)
🏆 親会社株主帰属当期利益: 4,584億円(前年比 +19.3%)

💡 評価:
🚅 東海道新幹線の運輸収入が予想を上回り、収益成長を牽引
📈 コスト抑制と価格施策により利益率が3年連続で改善
🏗️ 中央新幹線建設を見据えた設備投資を確保しつつCFも黒字維持

2. 2026年度の業績予想

📊 売上収益: 1兆8,650億円(前年比 +1.8%)
💰 営業利益: 6,670億円(前年比 ▲4.9%)
📈 経常利益: 6,080億円(前年比 ▲6.3%)
🏆 当期純利益: 4,230億円(前年比 ▲7.7%)
🎯 配当: 年間31円(+1円)

💡 評価:
📢 大阪・関西万博需要を織込み上期は増収見込も、資材費・人件費上昇で減益予想
🚨 中央新幹線関連コストと修繕費増がマージンを圧迫

3. 事業セグメント別の動向

(1) 運輸業

📊 売上収益: 1兆5,022億円(前年比 +6.7%)
💰 営業利益: 6,497億円(前年比 +16.1%)
🚅 東海道新幹線の観光需要・インバウンド回復がドライバー

(2) 流通業

🛍️ 売上収益: 1,714億円(前年比 +6.7%)
💰 営業利益: 156億円(前年比 +13.1%)
🏬 名古屋タカシマヤの高稼働とEC販促強化が寄与

(3) 不動産業

🏢 売上収益: 866億円(前年比 +4.1%)
💰 営業利益: 228億円(前年比 +12.9%)
📈 駅ビル賃料とホテル稼働率改善で安定成長

(4) その他

⚙️ 売上収益: 2,726億円(前年比 +6.8%)
💰 営業利益: 155億円(前年比 +0.7%)
🚄 車両製造・メンテナンスは好調も、人件費増で利益横ばい

4. 2026年度のリスクと成長要因

🚨 リスク要因
💸 人件費・資材費上昇が利益圧迫、中央新幹線投資の前倒し負担
🌧️ 景気後退に伴うビジネス需要鈍化、為替変動による調達コスト上昇

📈 成長要因
🎯 大阪・関西万博による輸送需要+200億円想定で上期増収
🌎 インバウンド回復継続と観光需要の地方波及が追い風
🔋 リニア開業を見据えた輸送ネットワーク拡充で中長期成長期待

5. 総合評価

📊 総合評価: やや良好
コロナ後需要回復と効率改善で高収益体質を回復
万博特需とインバウンド拡大が短期的な増収を下支え
🚨 一方で2026年3月期はコスト増で減益予想、投資負担も重くマージンには慎重姿勢が必要

→ JR東海は収益回復局面にあるが、リニア投資とコスト上昇を踏まえた慎重な利益見通し。中長期では事業基盤強化と観光需要取り込みで成長余地を維持。

投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。